厦門案内

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 厦門に行ったら中山路に行ってみると良い。デパートが入っているような繁華街だが、奥へ進んでいくと昔ながらの町並みに変わる。欧風の建物に鉄塔と電線、まるで昔の中国映画さながらの風景に出会う事が出来る。上を見上げれば、たくさんの洗濯物と生活する人影。一階の商店街には食堂、雑貨屋などが犇いて、道のいたるところで風呂敷を広げて商売をしえいる人たちがいる。ある通りでは、両側に露天商が立ち並び市場出来上がっており、恐らく100年前から変わっていないだろう光景がある。夜半に入ってから行くと、オレンジ色のライトがさも良い影を作り出す。


 街並みは、路地裏の様に入り組んでおり、直ぐにでも方向感覚がくるってしまう。まっすぐの道と言うのがないのだ。実際、一番奥まで入り込んだ時には、いったい自分がどの方向を向いているのかが分らなくなり、時代感覚も違う中で心中慌てていた。そこで助けになったのがiPhoneナビだったのは、ある意味時代錯誤だったのかもしれない。


 そうして、何とか元の道筋に戻った。改めて街並みを見ると厦門と言う街は本当にしゃれている。欧風の建物だけでなく、下北沢にあるような小物店、喫茶店が時々ぽつりと存在している。小物店の中に入れば、その店の主人公は、若い女性だ。観光気分で立ち寄った自分などは、だいぶ浮いているような気さえする。ならば喫茶店と入ってみる。厦門の人達は、コーヒーが好きなのか、中国の他のどこの街よりも喫茶店が多い。コーヒー好きの自分には嬉しいところだ。いっぱい25元と比較的手ごろな値段なのもよい。


 厦門は海がきれいで景色が楽しめる街。

 もし厦門に来る機会があったら堪能してほしい。