Apple Freak...

 うちにはリンゴが溢れている。iPod touch, iPhone, Macbook Air, iPad。昔からApple製品が好きだったけれど、いつの間にか日常を浸食されるまでになってしまった。

 

 高校生の頃、父親の仕事机にPower Macがあった。大学教員だった父は、Mac派だった。大学に入学すると、そこのコンピューターラボにあったのもMacだった。留学準備で買った最初のノートパソコンは白黒のMacノート。そして、初代iBook、eMacへと続く。就職してからは、一転してWindowsを使った。そのかわり、プライベートでは、iPodiPod Touchにかなりお世話になっていた。

 

 こうしてApple遍歴を見ていると、確実にAppleのマーケティング戦略にはまっていると気付される。大学時代にAppleを覚え、仕事を始めるとWindows。しかし、iPod系でAppleの味を思い出させられ、iPod TouchiPhoneiPadと浸食は進み、最後にMacBook AirでパソコンもAppleに回帰。これからも、Appleに貢献して行くことが予想出来てしまう(既にプランは作成済み)。

 

 最近昔のデータが引っぱりたくて、以前使っていたWindowsパソコンを開いた。ちょっといじっているうちに、繋がっている感がないのに驚いた。海の上の独り小島に残された気分だ。例えば、調べ物をしようとすると、いつも使っているブックマークがない。文章を転送しようとすると、メール以外手段がない。写真は?ファイルは?、USBが必要になる。周りにAppleが揃ってしまったのでよけいかもしれないが、Appleデバイスどうしのシームレス感は抜群だ。 

 

 写真にはフォトストリームがあり、テキストにはメモ帳があり、ブックマーク、メール、全てが異なるデバイスで繋がっている。それも何も考えず、セットすらせず。

 

 お気に入りはiTunes。その中でも、PodcastとBooksは嬉しい。海外にいるとどうしても日本の情報、特に音声情報が欠如する。テレビもラジオもないのだから仕方がない。けれど、Podcastさえ登録しておけば、必要な情報だけが入っている。Booksは、書かれた情報の元として嬉しく使える。例えば、ネットで情報を引っぱったとしよう。Safariのリーダーで、必要情報だけをカットし、PDF印刷、保存先はiTunesフォルダー。するとiPadiPhoneのBooksへ自然に同期されている。 後は、好きな時に好きな場所で読めば良い。その他の資料についても同様の使い方ができる。

 

 昔のAppleはと言うと、Office互換が弱かったり、フリーソフトが少なかったりがあった。この点についても、大きく改善されてしまった。特にMacAppストアの存在は計り知れなく大きい。簡単に必要なソフトが、比較的安い価格手にできるのだ。この点は、海外在住であることが影響しているのかもしれない。

 

 残念な事に、Appleに浸食される生活は、なにしろ悪くないと感じてしまっている。