『夢』
今回は、造伍ブログコラボ第2弾の『夢』。
夜中に見る夢にあまり良い記憶がない。
三大悪夢というは直ぐに思い浮かぶ。
1.見知らぬ街で迷子になって家に帰れない夢。
2.ほとんど目が見えない程の真っ白な日常空間で何かに追いかけられる夢。
3.学期末に課題が終わらず出席日数もたりず途方に暮れる夢。
続きが見たくなるような夢は、起きてすぐに忘れてしまうから損だ。
さて、もう一つの夢はどうだろう。
以前から夢には、どちらかと言うと強迫観念が強かった。たぶん、同じ世代の人は、同様の感覚を持っているのではないだろうか。物心がつくころから、将来の夢は?と問われ続けている。進学や就職など、区切りがつくたびに自分のやりたいことを考えなくてはいけない。これほどの苦痛があるのだろうか。
そんな問いに都度都度追いかけられているのは、正直骨が折れる。
確かに人にはそれぞれ持って生まれたものがあり、偶然にも適職と言うかしっくりくる何かに巡り合えることもある。残念だけどそうでない人もいる。
ある時から、やりたいことがないと言う事が普通と割り切るようになった。
すると少し楽になった。
そして、最近ではノンビリ日々まったりとが生きることが自分の方針らしきことが分った。
追われる必要もなく、追う必要もなく、それが快感であることも分かった。
実は自分は好きな事をやって来ていた。高校を部活動に費やし、嫌いな受験勉強はせず、けれど好きな勉強はして、アメリカに行き、中国に来て、造伍を造り、そしてまた何かよからぬことを考えている。
人と同じ道ではないかもしれない、人と同じ道であろうはずがない。
自分にぶつかって自分を知る。
それはとても恥ずかしく悔しく切なくなることなのだろう。
『夢』はそうして少しづつ溜っていくものじゃないのだろうか。