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コラブロ6 友達の教え

友達とコラブロ

昨日は飲んで、飲むとのたまうのが恒例で、良くも悪くも絡みザケなのだった。


高校時代からの友人に店舗経営をしていた人がいる。もう既に手を引いているので過去形になる。


今回は、彼の話を少しだけしたい。このエピソードは、自分の中でも大きな話だし、少しは参考になる。


その友人は、それほど人付き合いはうまくなかった。それゆえに就職後の人間関係でも苦労していたようだった。私としては、よくつるんでいた友達だったし、余りそう言ったことも気にしていなかった。


その彼が突如、会社を辞め店を開くと言った。その頃の自分はと言うと、やっと遅ればせの新入社員が始まったばかりだったから、単純に驚きだけだった。


結果から話すと、彼が開いた店は成功し、そして数年後に撤退した。


独立するというのは、途轍もない覚悟。かけるののも大きい。その頃の自分にとっては、人生をかけるという事の様な氣がしていた。大丈夫かと問う私に彼が言ったのは、彼が自分とした二つの約束だった。


一回でも赤字を出したら店舗を閉めること。
同じ駅圏内に同業者が開店したら撤退する。


彼の店は、初月から黒字を出し、半年で借金を返済、数年後に同業者が現れるまで利益を出し続けた。


店舗経営のとって店の立地は大きな意味を持つ。品物やサービスの購入対象者が、どれだけ住んでいるか、或いは通るかが、売上に直結する。彼は退職後半年をかけ、東京神奈川埼玉の主要人口集中地区を調べ、そこにある駅を自分の足で周り、人と同業がいないことを確認した。そしてある駅に決めた。


その駅名は予想外。東京にあり、誰もが知っている。その分店舗費用も高く出店の際の初期投資額も高くなった。持ち金、借入金、足枷は大きくなる。しかし、彼はそこに決めた。


彼の店は結果的に成功した。そして、失敗する前に撤退した。普通のサラリーマンだった自分は、店をたたむ時に続ける算段はないか聞いて見たこともある。しかし、それは選択にないようだった。その理由は色々とあったと思う。しかし、最初に決めたことが決断となった。



彼が教えてくれたのは、覚悟とも少しちがう。どちらかと言うと割り切りだろうか。ただし、それは自分の足で頭でしっかりとした地図を書いた上でのそれ。「もしも失敗しても、一月分のみなら、後の人生を借金を返すことに使えばいい。」彼が言った言葉だ。やっぱり、覚悟だろうか。



下調べと約束と、そして、やはり覚悟。