この先にあるモノコト

 世の中に完璧や完全はない。変化は常だし、勝てば官軍という言葉があるぐらいだから、その時々で正否を問うことには意味がない。


 だれの耳にもタコができるほど、批判や批評を耳にしてしまう機会が増えている。それらすらないのは問題だが、それしか聞こえてこないというのも大いに問題だ。


 暗中模索。


 世の中。個人も集団も、会社も国も先が分かって進んでいるわけじゃない。できる限り良い方向に軌道修正をしながら一歩一歩歩いていくしかない。時には間違えて後戻りすることもあるだろう。


 けれど、足を上げるたび、足を下げるたびに、いちいち間違っているだの止まれだの言ったとして物事が良い方向に動いていくのだろうか。反対に立ち往生してしまうのが落ちではないだろうか。


 まあ、もちろん足の踏み下ろす先が奈落の底であれば、悠長なことは言っておらず体をひっ捕まえて踏みとどまらせるべきではある。


 自分自身は、代案を出して問いて行きたい。
 できる事なら実行した結果を持っていくのが最良だ。



 そんなことを考えながら、今はまだ五里霧中。