日曜日
一日外へも出ずまんじりと過ごす。
やることは多く、長引いた出張の精算、報告書の作成、勉強会の資料のまとめなど、気がつくと日も落ち熱帯夜に入っていた。
相変わらず整理整頓など知らない部屋はうっそうとしている。湿度が高い今日などは、特にそれを感じるのだ。ここでゴキブリなど横切ろうものなら、飛び上がって殺虫剤を探すのだが、流石にそこまでではない。
すぐそこで扇風機の回る音がする。
ブウン、ブウン。
今年は特にと言っていいほど、転換点だと感じる。人生半ばと言ったところか。いま三十八歳と考えると、あと三十八年か。
時折人生をイメージとして思うことがある。例えば今年などは、真っ二つに折った棒切れだ。例えば、これまでの人生は、ちょうど乾し梅が積層していった結果の様だろうか。そんな風に思えば、少しはおかし味も湧いてくる。
さて、これから何をしよう。
そんな風にできるのだから、まんじりとした日曜日も捨てたもんじゃない。
ハハハ!